窓ガラスの修理、火災保険で直せる？その条件と注意点を詳しく解説！

突然起こる窓ガラスのひび割れや破損。ガラスの修理は決して安くはありません。 

そんな窓ガラスの修理に実は火災保険が適用されることを知っていますか？火事だけでなく条件によって様々な場合に適用されます。 

ここでは保険の適用に関する条件やその申請方法、その他適用されない場合などについてみていきます。 

できれば避けたい修理費用。保険を使ってできるだけ安く済ませたいものです。 

窓ガラスの修理に適用できる保険の種類

窓ガラスの修理に適用できる保険の種類としては次の２つがあります。

火災保険

火災保険は火災の時に使える保険だと思われがちですが、自然災害や事故などでガラスが割れてしまったときにも使えます。窓ガラスの割れもそのひとつで、保険会社に申請すれば、修理費用をまかなえます。

ガラス保険

ガラス保険とは、不注意でガラスを割ってしまったときや、第三者によるいたずらでガラスがわれてしまったときなどにも適用される保険です。主に、保険会社が提供している保険です。

火災保険が適用できる条件とは？

割れた窓ガラスの修理・交換費用に火災保険が適用されるかどうかは、窓ガラスが割れた原因によります。
では、どの様な時に保険が適用されるのでしょうか？具体的には以下のときに適用されます。

火災による損害

自宅が火元である場合や、隣家で発生した火災の延焼で自宅の窓ガラスが熱割れしてしまった、あるいは消化活動による放水によって窓ガラスが割れてしまったときも保険が適用されます。

自然災害による損害

風災による場合
台風や暴風、竜巻、旋風などによる風圧で窓ガラスにヒビが入った損害等の場合があたります。風による飛来物によって起こる損害も補償の対象になります。

雪災による場合
大雪や雪崩などによる災害の場合です。積もった雪の圧力などにより窓ガラスが割れた場合などに適用されます。火災同様、隣家からの落雪などにより窓ガラスが割れてしまった場合にも補償対象内です。

落雷による場合
落雷による直撃による損害だけでなく、近場に雷が落ちた衝撃で窓ガラスが割れてしまった場合も補償対象となります。

ひょう災による場合
大粒の氷の塊であるひょうや、あられによる窓ガラスの割れやヒビなども補償の対象となります。

ガラスの熱割れ

日光の影響でガラスが膨張して割れてしまう熱割れにも補償されます。しかし、場合によっては経年劣化による損害として補償の対象外となるケースもあります。

飛来物の衝突（鳥やボール、石など）
鳥やボール、石などが飛んできて窓ガラスが割れてしまう場合なども、決して珍しいことではなく、保険が適用されます。

泥棒に窓ガラスを割られたとき
火災保険には盗難補償もあり、泥棒の被害にあった場合補償の対象となります。ガラスが割れていない場合でも、泥棒が侵入を試みたことによるガラスのヒビなどにも保険が適用されます。

子どもが家の窓ガラスを割ってしまったとき
子どもが誤って窓ガラスを割ってしまったときでも補償の対象となります。自宅だけでなく、他の家の窓ガラスを割ってしまったときも適用されます。

ガラス修理の保険の申請の流れ

割れてしまった窓ガラスが保険の対象だった場合に、どのように保険会社に申請すればよいのでしょうか？
ここでは、保険の申請の流れについてみていきます。

１．保険にくわしい修理業者に相談する

保険会社に保険金を申請する前に、窓ガラス業者に被害状況を点検・チェックしてもらいます。そして、窓ガラス割れの正確な原因をしり、保険が適用されるかどうか相談しましょう。ただ、この場合、正確な判断を下してもらえるように、火災保険に精通している修理業者を選んだほうがいいでしょう。

２．保険会社に連絡する

次に、保険会社に連絡して窓ガラス割れの被害を報告します。事故の内容や原因、被害状況などを説明し、保険金を請求したいことを保険会社に伝えて、必要書類や今後の対応などについて確認します。

３．必要書類の準備

申請を行うには、保険会社から指定された書類を準備する必要があります。
主な書類は以下のとおりです。

4．保険会社による審査

提出された書類をもとに、保険会社は支払事由に該当するか、いくらの保険料を支払うかなどを審査します。審査結果によっては、申請額より給付金が少額になったり、給付が断られることもあります。

5．支払いの決定・入金

保険の適用が決まったら、保険会社から保険金支払いの決定通知書が送られてきます。支払金額について確認し、問題がなければ指定口座に入金されます。

ガラス修理で保険を使う時の注意点

保険の契約内容を確認する

まずは、保険の契約内容を確認することが大事です。火災保険が使えると思っていたら、実は補償の対象外だった、などと手痛い出費になりかねません。
必ずしも保険が適用されるとは限らないので要注意です。
そのためにも、必ず契約内容を確認のうえ、保険会社にも確認するようにしましょう。

火災保険が適用されないケース

地震による被害

火災保険は様々な損害に対応している保険ですが、唯一地震による補償は含まれません。別途、地震保険に加入する必要があります。地震によって窓ガラスが割れた場合、補償されないので注意が必要です。

補償内容に含まれない損害

基本的に火災に関する損害は補償されるのですが、その他の保証については別途オプションで加入しなければいけない場合があります。保険会社やプランによって異なりますので、必ず事前に確認しましょう。

免責金額に注意

免責金額とは、保険適用時に少なくとも自分で支払う金額のことで、「自己負担額」です。窓ガラスの修理費用が免責金額を下回った時は、保険が適用されない場合があります。こういったケースは比較的多いので注意しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか？
ここまで読まれたかたは、意外なケースで火災保険が使えることがおわかりになったでしょう。

ただ、契約内容によっては保険が適用されないこともあるので注意が必要です。
もし、被害状況をチェックしてもらいたい、または保険に関する申請方法がわからないなど困ったことがある場合は、弊社にご連絡ください。
実績豊富なスタッフがどんな些細なことでもご相談にのります。