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騒音を1/1000へ!防音ガラスで静かな暮らしを手に入れる方法とは?

ガラスの画像

車や電車が走る音、工場の音、近隣住民の生活音などの騒音は非常に大きなストレスですよね。そんなときは防音ガラスが非常にオススメです。

しかし、防音ガラスがイマイチよく分からない方や、どれくらい効果があるか気になる方も多いと思います。そこでここでは、騒音を大きく軽減できる防音ガラスについて分かりやすく解説していきます。 

具体的には、 

ポイント

  • 防音ガラスや二重窓の仕組みと効果 
  • メーカー別に見る防音ガラスの値段 
  • 賃貸でも使える防音ガラスについて 

といった内容を見ていきます。 

 あまり知識が無い方でも分かるように、表やグラフを使って解説し、簡単に読めるので、ぜひ参考にしてください。 

防音ガラスは騒音を1/1000にできる!その効果とは? 

ガラスの画像

防音ガラスとは、2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟んで合わせたガラスです。
ガラスと同時に、サッシも専用の物に交換することで、より高い防音効果が期待できます。

車や工事、電車など外部からの騒音はもちろん、部屋の中の音が外に漏れるのも防いでくれるのです。 

  防音ガラス  普通のガラス 
ガラスの枚数  2枚以上  1枚 
ガラスの厚み  6mm~10mm  3mm~5mm 
車が通過する
時の聞こえ方 
ほとんど聞こえない  はっきり聞こえる 

 「地下鉄の車内やパチンコの店内の騒音が、図書館の中にいるような静かさになる」
と言われたら、防音ガラスの凄さが伝わるのではないでしょうか。

まずは、この防音ガラスとは一体どんな物なのか、その効果はどれほどなのか詳しく見ていきましょう。 

防音ガラスの仕組み 

ガラスの画像

防音ガラスは2枚以上のガラスの間に、防音特殊中間膜が挟まれて密閉されたガラスです。
防音特殊中間膜には、音を熱エネルギーに変える働きがあります。

空気の振動によって窓ガラスに侵入した音を、熱に変えて消滅させることで、高い遮音性を誇っているのです。

グラフ
引用: 国土交通省「平成30年 居住者間のマナーをめぐるトラブルの具体的内容」


平成30年に、マンションや都市部の住宅地を対象にした、住民同士のマナーによるトラブルの事例が発表されました。
 

その中で生活音が37%で最も多く、3番目に多かったペットの鳴き声と合わせると、半分以上の人が「音」について悩んでいました。 

近所付き合いもあり、注意するのを悩んでしまう方も多いのが現状です。
こういった時に、防音ガラスは非常に役に立ちます。 

1/1000の静かさ!二重窓にして80デシベルから40デシベルの世界へ 

二重窓の画像

二重窓とは、今ある窓の内側に、気密性の高い窓を新たにもう1つ取り付ける方法です。
2つの窓の間には空気層ができます。 

この空気層を広げることで、窓に侵入した騒音は空気層の中で拡張します。
拡張された騒音は空気層に吸収されて、防音されるという仕組みです。

防音ガラスとセットで組み合わせることで、高い防音効果を得ることができます。
一般家庭において、外からの騒音の約60%が窓ガラスから侵入していたことをご存知でしょうか。 

その理由は、窓ガラス1枚では5mm程度の厚さしか無いのと、サッシに隙間があるからです。
どれだけ高品質な防音ガラスに交換しても、この隙間を埋めないと最大限に防音することはできません。二重窓は、この隙間を埋めて音を遮断しているのです 

その効果は非常に高く、80デシベルの騒音を40デシベルにまで抑えることができます。
80デシベルは、地下鉄やパチンコの店内、40デシベルが図書館の中だとイメージしてください。

デシベルの単位で80デシベルから40デシベルは、1/1000の静かさとも言われています。
この数字からも防音ガラスと二重窓が、いかに防音対策に有効的か、よく分かると思います。 

人気の防音ガラス2種類をご紹介 

防音合わせガラス

防音ガラス

防音合わせガラスは、防音ガラスのベースグレードとも言えます。
冒頭に挙げた防音中間膜を挟んだガラスが、この防音合わせガラスです。 

余分な機能は求めず、とにかく騒音をカットしたい!
という方には、この防音合わせガラスが向いています。 

その理由は、車や工事現場の低い音から、小型犬や赤ちゃんの泣き声の高い音まで、幅広い音域の騒音をカットできるからです。 

しかし、断熱性能は高くありません。
陽射しが気になる場合や、西向きの窓には注意が必要です。 

防音ペアガラス 

防音ガラス

防音ペアガラスは、中間膜の部分に乾燥空気を挟んだガラスです。
さらに、外側のガラスは普通のガラスですが、室内側にはLow-Eガラスを使用しています。 

これによって、防音ペアガラスには無かった、断熱効果が期待できます。 

小さな子供やペットがいるので、防音も断熱も両方したい!
という方には非常にオススメです。
ペットや子供の泣き声である高音域をしっかりカットしてくれるので、安心できます。 

しかし、車の走行音や工場の騒音など、低音域には弱いのがデメリットです。
路面に面していない南窓や、西窓に設置がオススメです。

30,000円から設置できる?防音ガラスの値段 

防音ガラス

これだけ高い効果を実感できる防音ガラスや二重窓なので、費用も気になりますよね。
非常に高額になりそうで心配ですが、実は30,000円台から設置することができます。   

ガラスの厚みや種類、メーカーによって価格は異なるので、ここからは防音ガラスの値段について詳しく見ていきましょう。 

防音合わせガラス、防音ペアガラス、二重窓の費用 

 

  交換費用の相場  交換に必要な時間 
防音合わせガラス  厚さ6mm  30,000円~35,000円
厚さ12mm 40,000円~60,000円 
30分~1時間 
防音ペアガラス  厚さ18mm 45,000円~70,000円  30分~1時間 
二重窓  約80,000円~110,000円  1~2時間 
サッシ交換  約200,000円~500,000円  1日 

防音ガラスに交換する場合、ガラス本体の代金と作業料に加えて、出張費用や足場の組み立てなどの追加料金が発生することもあります。 

追加料金も踏まえて、防音ガラスの交換費用は50,000円~120,000円程が相場だと覚えておきましょう。 

また、防音性能を高めるために、専用のサッシの交換する方法もあります。
しかし、サッシの交換は時間と費用が掛かるので、二重窓にして対策するのがオススメです。 

サイズや厚みにもよりますが、ガラスを用意するのに3日から1週間程かかるので、余裕を持って作業を依頼しましょう。 

メーカー別で比較 

 

  特徴  価格 
インプラス
(LIXIL) 
二重窓に強い。
防音以外に、断熱・省エネ効果に期待できる。 
80cm×80cm 31,977
80cm×180cm 55,704円 
異厚複層ガラス
YKKap 
厚さが違う2枚のガラスを合わせた防音ガラス。
大手メーカーのため、安心度が高い。 
80cm×180cm 62,800円 
ソノグラス
(日本板硝子) 
特殊中間膜を挟んだガラス。
幅広い音域の騒音をカットできる。 
80cm×80cm 26,240
80cm×180cm 59,040円 
内窓プラスト
(大信工業) 
独自の二重構造で作った内窓が有名。
防音を追求し続けて来た歴史がある。 
80cm×170cm 68,800円 
マイミュート
(旭硝子) 
2枚のガラスの間に、特定の周波数音域を、カットする部品が入った防音ガラス。
(商業施設向き) 
リフォームが必要なため要見積り 

これは、防音ガラスを取り扱っている大手メーカーを一覧にして比較したものです。
ひとことに防音ガラスと言っても、メーカーごとに工夫を凝らした特徴があります。 

LIXILやYKKapは、テレビCMで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ガラス業界を牽引する大手メーカーであるため、防音ガラスの種類やサイズも豊富です。  

日本板硝子や大信工業もガラス業界では非常に有名です。
独自で開発した防音ガラスや、日本板硝子は世界初の真空ガラスの開発に成功しています。
これら4つのメーカーは費用も良心的であり、相場の基準にもなっています。 

一方、旭硝子のマイミュートはサッシの幅が合わないため、一般家庭には向いていません。
家庭でも使うことはできますが、専用のサッシに交換するため、費用が高額になります。
よって、マンションのエントランスや商業施設向きの防音ガラスだと覚えておきましょう。  

賃貸でも可能!穴を空けない内窓とは? 

賃貸部屋

「駅が近い」「交通のアクセスが良い!」と思って選んだ賃貸。
それ故に、電車や車の騒音、さらに隣人の生活音に悩んでいる方も多いのでないでしょうか。 

賃貸でも、防音対策をすることは可能です。
しかし、勝手に行ってしまうと、大家さんとトラブルに発展する危険もあります。 

そこでここからは、賃貸にお住まいの方でも使える防音ガラスと、その注意点について見ていきましょう。 

賃貸はアタッチメントを使用した内窓で防音対策が可能 

内窓の画像

賃貸マンションやアパートにお住まいの方は、穴を開けない内窓で対策するのがオススメです。賃貸住宅の場合、外壁に穴を開けることはできません。

そのため、従来のやり方である、既存のサッシに穴を開ける内窓の設置は非常に困難でした。
 しかし最近では、穴を開けずに設置できる内窓があります。   

その方法は、既存の窓枠に専用のアタッチメントを取り付けて、このアタッチメントにサッシを固定します。アタッチメントには、消音スポンジが付いているので、音が漏れる心配もありません。新しい窓を取り付けたら、防音対策の内窓が完成です。 

費用は50,000円から80,000円が相場なので、覚えておきましょう。 

このように、賃貸でも窓の防音対策することは可能です。
穴を開ける内窓と同様に、断熱効果にも期待ができるので、ぜひ検討してみてください。 

施工前に大家さんや不動産会社への確認は絶対必須! 

  大家さんと会話

賃貸契約では、退去時に入居時と同じ状態に戻す原状回復という契約があります。
内窓を取り付けた場合、退去する時には取り外さないといけません。 

いくら穴を開けない防音対策とはいえ、大家さんや不動産会社さんによっては、よく思われない場合もあります。 

どんなトラブルがあるか分からないので、事前に許可を取ってから取り付けるようにしましょう。 

防音ガラスの取り付けは業者に依頼するのがオススメ 

ガラス業者の画像

防音ガラスには様々な種類があるため、専門業者に相談してから決めるのがオススメです。
防音ガラスは、普通のガラスとは違い、複雑な構造をしています。

DIYで費用を抑えようと考える人もいますが、ケガや窓が破損するリスクを考えたら、業者に作業を依頼した方が安全です。 

口コミや評価が高く、信頼と実績がある業者には安心して作業を依頼できます。
決して安い買い物ではないので、慎重に業者を選びましょう。 

弊社でも24時間年中無休で、皆様からのお問い合わせをお待ちしています。
防音ガラスでお悩みの方は、ぜひ1度ご連絡ください。

まとめ 

いかがでしたか?
ここでは、防音ガラスや二重窓による防音対策について見てきました。 

具体的には、 

まとめ

  • 防音ガラスと二重窓で対策すると騒音を1/1000に抑えることができる 
  • 防音ガラスの交換費用の相場は50,000円から120,000円 
  • 賃貸でも穴を開けない内窓で防音対策が可能 

ということでした。 

騒音による身体へのストレスは、想像以上に大きいものです。 

「地下鉄の車内やパチンコの店内の騒音が、図書館の中にいるような静かさになる」 

この感覚を、一刻も早く体感してみてください。

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